Chef Soloローカル開発環境の自動構築  ~仮想サーバ起動編~

Chef Soloとは・・・・?
中規模以上のシステムでの利用を想定したChef Server/Chef Clientモデルが中央集権の
サーバーやデータベースを必要とするのに対して、Chef Soloはサーバもクライアントも必要とせず、コマンドとして実装される。Chefのようにサーバ構成を自動化するツールは一般的に「プロビジョニング(構成)ツール」と呼ばれるが、最近このプロビジョニングツールの世界では、Vagrantを併用するのが定番になっている。

 

1. VirtualBoxとBagrantをインストール
* VirtualBox ダウンロードURL
   http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/virtualbox/downloads/index.html
* Vagrant ダウンロードURL
   https://www.vagrantup.com/downloads.html

Vagrant用のOSイメージは「box」と呼ばれ、インターネット上で公開されているものを利用することもできる。インターネット上で公開されているものとしては、Vagrantbox.esというサイト、あるいはChef社によるプロジェクトBentoなどがあり、自作のbox以外を使う場合は、そのboxが安全なのかどうか自身で検証する必要がある。ここでは、Bentoで公開されているCentOSを使用。

CentOSの最新バージョンの有無についてはBentoプロジェクトサイトを参照。
https://github.com/chef/bento

 

2. 仮想サーバを起動させる
Current Baseboxesの箇所のVirtualBoxの一覧の中から「opscode-centos-6.5」のURLをコピーして、vagrant box add [boxの名前(任意の名前)] [boxのURL]コマンド実行しイメージを取得。

vagrant box add opscode-centos6.5 https://opscode-vm-bento.s3.amazonaws.com/vagrant/virtualbox/opscode_centos-6.5_chef-provisionerless.box


3. 仮想サーバを初期化(Vagrantfileを作成)
vagrant init opscode-centos-6.5
vagrant halt ・・・・ 仮想サーバを止めたい場合)
vagrant destroy・・・仮想サーバを破棄したい場合)

 VagrantfileにプライベートネットワークのIPアドレスを追記
config.vm.box = "opscode-centos6.5"
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"

 

4. 仮想サーバを起動
vagrant up